KOF勢共有ブログ

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損失回避の法則を知って前転の強さを再認識した話

(執筆者:MOT)

■はじめに

(以下の話は、KOF2002系を前提とした話ですが、他の格ゲーでも流用できると思います)
 
対戦で丁寧に戦っているのにジリ貧になってしまう、ということはありませんか?
 
そういう場合は前転をもっと使ってもいいのかもしれません。
 

■損失回避の法則

行動経済学において、損失回避の法則というものがあります。
 
人間は「得をすること」よりも「損をしないこと」を選んでしまうという法則です。
 

■対戦で考えてみる

対戦において、これは通常はいい方向に働きます。
 
リスクを抑えることで、余計なダメージをもらわずに体力勝ちの状態にもっていきやすくなります。(自分もこれが正しいとずっと考えてました)
 
しかし、お互いがリスクを抑えるとある問題が発生します。キャラ差が露骨に出てしまいます。
 

■そこで前転です

ある程度近い距離で前転を仕掛けると、相手が出している牽制技を空振りさせて連続技が決まる可能性が出てきます。
 
ここで、損失回避の法則が生きてきます。
 
相手からすれば、
「いつも通りに行動することで相手を制限できるメリット」よりも
「前転が噛み合って連続技を食らってしまうデメリット」を大きく評価しがちになります。
 
これにより、相手は前転対策としての様子見が増えます。
 

■前転は一度見せるだけでもOK

前転を混ぜまくると普通に様子見から連続技を食らいまくるので逆効果です。
 
ですが、一度だけでも前転を混ぜることで、相手の様子見を増やすことができるようになるはずです
 

■損失回避の法則から逃れることが大事

相手には損失回避の法則を意識させるとして、こちらはなるべく損失回避の法則から逃れましょう。
 
そのためには、状況別のリスクリターンを整理した上で、相手が一度リスクの高い行動を通してきたとしても、惑わされないことです。
そうすればトータルで優位な状況を築けるはずです。
 

■最後に:言い訳のようなもの

「前転普通に使ってるよ」という方も大勢いらっしゃると思います。
自分はリスクを避けて安全行動を取るのが大好きだったので、損失回避の法則を知って「そのまんまだー」と反省するとともにもっと前転使った方がいいなとようやく気付いたという話でした。