はじめに
「KOF96の必殺技は斜めに2フレーム(F)の入力が必要」とよく言われますが、斜めだけ2F入力で、他は1Fで入力できるかというと、それはNOだと思います。
また、「41236系コマンドの2は不要」と言われることもありますが、実際には2Fが必要な1と3に囲まれているため、結局2も2F入力することになります。
つまり、「KOF96では、レバーのすべての入力に2Fかかることが多い」ということです。
この前提のもと、必殺技などの通常予想される入力時間と受付時間を比較してみましょう。
比較の前提
通常予想される入力時間は、「(レバー入力の数+1)×2-1」という計算で求めます。この理由として、ボタン入力にも2Fが必要であり、また、必殺技のレバー入力の最初の入力は1FでOKな場合が多いことが挙げられます。さらに、最初の入力から受付時間の計測が開始されるためです。
猶予が短いほど、必殺技を出せるタイミングが限られます。反対に、猶予が長いほど出せるタイミングが広がり、押しっぱなし入力の恩恵も受けやすくなります。
各コマンドの猶予
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236系(例:闇払い)
- 通常予想される入力時間:7F
- 受付時間:12F
- 猶予:5F
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623系(例:鬼焼き)
- 通常予想される入力時間:7F
- 受付時間:15F
- 猶予:8F
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41236系(例:SAB)
- 通常予想される入力時間:11F
- 受付時間:18F
- 猶予:7F
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632146系(例:天地返し)
- 通常予想される入力時間:13F
- 受付時間:28F
- 猶予:15F
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236236系(例:スクリューアッパー)
- 通常予想される入力時間:13F
- 受付時間:21F
- 猶予:8F
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641236系(例:覇王翔吼拳)
- 通常予想される入力時間:13F
- 受付時間:28F
- 猶予:15F
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2141236系(例:大蛇薙)
- 通常予想される入力時間:15F
- 受付時間:25F
- 猶予:10F
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6321463214系(例:地獄極楽落とし)
- 通常予想される入力時間:21F
- 受付時間:44F
- 猶予:23F